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庭が使われない原因は9割「居場所不足」 眺める外構から“過ごせる庭”に変える設計法

 

はじめに:庭があるのに、なぜ“使わない”のか?

「せっかく庭を作ったのに、結局ほとんど使っていない」
これは外構相談で本当に多い悩みです。

でも、原因は意外とシンプルで、庭が使われない家の多くは、“庭の中に居場所がない”んです。
芝や植栽、きれいなアプローチはあるのに、「座る」「くつろぐ」「食べる」「眺める」といった行動が生まれる“ポイント”が設計されていない。

外構は“完成”していても、暮らしの習慣が生まれない。
だから、庭が「眺めるだけの場所」になってしまいます。

今日は、私たちが考える「過ごせる庭」をつくるために欠かせない、居場所設計の考え方をプロ視点で整理します。

結論:庭を使うかどうかは「居場所の数」と「質」で決まる

 

庭を使う家には共通点があります。
それは、庭の中に “目的の違う居場所”が複数あること。

  • 朝、コーヒーを飲む場所
  • 子どもが外に出たくなる場所
  • 夕方、ぼーっとできる場所
  • 夜、照明がきれいで落ち着ける場所

庭は「広さ」よりも、居場所の設計で使われ方が決まります。

居場所不足の庭に起きがちな3つのこと

1)“出る理由”がない

段差があって出にくい、履き替えが面倒、どこに座ればいいか分からない。この状態だと、庭は「行かない場所」になります。

 

2)落ち着かない(視線・暑さ・風)

道路や隣家の視線が気になる、真夏は暑い、冬は風が強い。
快適性が確保されない居場所は、使われません。

 

3)片付かない(モノの置き場がない)

外で使うクッション、ブランケット、子どもの道具。
収納や“仮置き”が設計されていないと、庭は散らかり、結果使わなくなります。

“過ごせる庭”に変える:居場所設計 3つのポイント
庭が使われるために必要なのは、次の3つを揃えることです。

ポイント①:居場所は「1つ」ではなく「3つ」作る。おすすめは、使うシーンを3つ作るです。

A. 主役の居場所(メイン)

  • タイルテラス+ソファ
  • ダイニングテーブルで外ごはん
  • デッキでくつろぐ

B. さっと出られる居場所(サブ)

  • 玄関近くのベンチ
  • キッチン横の小さなカウンター
  • 洗濯動線上のちょい外スペース

C. 眺める居場所(鑑賞)

  • 室内からの“景色の着地点”
  • シンボルツリー+ライト
  • 足元の植栽帯(季節の変化が見える)

庭は「何を置くか」ではなく、どんな時間を増やすかで設計すると一気に強くなります。

ポイント②:居場所の勝負は「動線」で決まる(出やすさ=習慣)

庭は、気合いが必要だと使われません。
だから、居場所は “出るまでの手間”を最小化して設計します。

  • 段差を減らす/出入口を広げる
  • 靴を履き替えなくても出られる(サンダル置き場など)
  • 室内の生活動線(キッチン・リビング・洗濯)と近づける
  • 庇や屋根で「天気に左右されない理由」を作る

庭が使われる家は、例外なく “出るのがラク”です。ラクは、最強の習慣化です。

ポイント③:居場所は「日よけ」と「プライベート感」で完成する

外の居場所が落ち着かない理由の多くは、これです。

  • 視線が抜けすぎて落ち着かない
  • 夏は直射で暑い
  • 夜は明るすぎて雰囲気がない/逆に暗くて不安

解決は、次の3点を揃えること。

  • 視線を遮る(植栽・格子・壁で“必要な場所だけ”)
  • 日陰をつくる(庇・パーゴラ・樹木で快適性)
  • 光で整える(明るさではなく“陰影”で居心地を作る)

居場所は「家具を置いたら完成」ではなく、
落ち着ける条件が揃って初めて“居場所”になります。

 

失敗しないチェックリスト(保存用)

庭を“過ごせる庭”に変える前に、ここだけチェックしてください。

  • 庭に「座る場所」が最低1つある(できれば3つ)
  • 出入口から居場所までがスムーズ(段差・泥・狭さがない)
  • 視線が気になる方向を把握し、止め方が決まっている
  • 日差し・風・雨への対策がある(影 or 屋根がある)
  • 夜の雰囲気が整う照明計画がある(眩しさではなく陰影)
  • 外で使うものの収納/仮置きがある
  • 室内から見える位置に“景色の主役”がある(樹木・壁・ライト等)

 

庭は「居場所」を設計すると、日常が変わる

庭を使うかどうかは、センスや広さではなく、設計の順番で決まります。
ポイントは、居場所 → 動線 → 快適性(陰影・守られ感)

眺めるだけの外構ではなく、家族や友人と“時間を重ねられる”生活空間へ。
それが、私たちが考える「過ごせる庭」です。

ご相談(CTA)

「うちの庭も“居場所不足”かもしれない」
「何から手をつければいいか整理したい」
そんな方は、まずは60分で現状を一緒に整理しましょう。

ご相談では、

  • 居場所の配置案(どこに何を作るか)
  • 視線の入り方の整理
  • 影・照明の方向性
  • 優先順位(予算の使い方)
    を、暮らしに合わせて組み立てます。

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