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家の動線と庭の動線は“同時に”決める。外構で後悔しない「3つの線」設計

はじめに:外構の後悔は、動線が9割

外構のご相談でよく聞く後悔があります。
「毎日ちょっと不便」
「庭があるのに、使わない」
「雨の日に最悪」
「なんとなくストレスが積み重なる」

これは、見た目のデザイン不足というより、ほとんどが動線のズレです。
しかも厄介なのは、動線のストレスは“毎日の小さな不満”として積み上がっていくこと。

だから外構は最後の仕上げではなく、暮らしの設計そのものなのです
家の動線と庭の動線は、同時に決めるほど失敗が減ります。

今日は、外構で後悔しないための「3つの線」を整理して、どの順番で決めればいいかをまとめます。

結論:外構は「3つの線」を一筆書きで繋げれば失敗しない

外構の動線設計は難しく見えますが、やることはシンプルです。
次の3つの線を、家の間取りと同時に“ひとつの線”として繋ぎましょう。

  1. 人の線(家族が歩く:玄関、来客、庭、子ども)

  2. モノの線(荷物、ゴミ、買い物、宅配、ベビーカー等)

  3. 水の線(雨・泥・排水:濡れたくない、汚したくない)

この3本が繋がると、庭はストレスなく自然に使うことができます。
逆に、どれかが欠けると、庭は「眺めるだけ」になりやすいのです。

よくある失敗:動線が分断されると何が起きる?

 

失敗1:駐車場→玄関が遠回りで、雨の日にしんどい

買い物袋、子ども、傘。
このルートが長いだけで、毎日の負担が増えていきます。

失敗2:洗濯→外干し→取り込みが面倒で、庭に出る理由がなくなる

庭を使う家は「庭に出る理由」が日常にあります。
洗濯動線が悪いと、その“毎日の理由”が消えます。

失敗3:ゴミ出しが地味にストレスで、外構全体が嫌になる

ゴミ出しは頻度が高い。
だからここが遠い・暗い・濡れると、外に出ること自体が面倒になります。

失敗4:来客動線と家族動線がぶつかって落ち着かない

来客が通る場所に生活感が出る、視線が気になる。
結果、窓のカーテンを閉めがちになることもあります。

3つの線:具体的な設計ポイント

ここからは「じゃあどう決める?」を具体的にまとめます。
図面に書き込むつもりで読んでください。

① 人の線(歩く・くつろぐ)

目的:迷わない、ぶつからない、自然に庭へ出られる

  • 玄関→リビング→庭がスムーズにつながる

  • 子どもが外に出やすい(段差・靴の手間・ドアの位置)

  • 来客のルートが分かりやすい

  • 庭の居場所(テラス等)までの「最短ルート」がある

ポイント
庭の居場所は、家の“よく居る場所”から遠いほど使われません。
リビングだけでなく、キッチン・洗濯・玄関の動きとも近づけるのがコツです。

② モノの線(運ぶ・置く)

目的:重いもの・大きいものがストレスなく動く

  • 駐車場→玄関(買い物)が最短

  • 宅配ボックス/荷物の一時置きがある

  • ベビーカー・自転車・外遊び道具の置き場が決まっている

  • 庭で使うクッション・道具の収納(または仮置き)がある

ポイント
庭が使われない家は、「外に持ち出す/片付ける」が面倒な状態になっています。
モノの動線を整えると、庭の稼働率が上がります。

③ 水の線(雨・泥・排水)

目的:濡れない・汚れない・乾きやすい

  • 雨の日に濡れない導線(庇・屋根・カーポート→玄関)

  • 泥が室内に入りにくい(素材選定、段差、マット位置)

  • 水が溜まらない(勾配・排水)

  • 乾きやすい(風の通り道、日当たり)

ポイント
水の線が悪いと「外に出る=汚れる」になり、庭は使われなくなります。
“たまの不便”ではなく、雨の日のストレスは確実に積み上がります。

[写真:雨に強いアプローチ/屋根付き動線の事例]

“庭が使える家”にするための、動線設計の順番

外構が後回しになったときに失敗しやすいので、順番にまとめていきましょう。

  1. 暮らしの頻度が高い動線を決める(駐車→玄関、洗濯、ゴミ)

  2. 庭の居場所を決める(テラス/デッキ/ベンチ等)

  3. 視線と境界を整える(必要な所だけ目隠し)

  4. 最後に意匠を整える(素材、植栽、門柱など)

この順番なら、見た目が良いだけでなく“使える外構”になります。

保存版:外構の動線チェックリスト

図面の打合せ中なら、ここだけでも先に確認してくださいね。

  • 駐車場→玄関が最短で、雨の日でも気にならない

  • ゴミ出し動線が短く、濡れにくく、夜でも安心

  • 洗濯→外干し→取り込みがラク

  • 来客動線と家族動線がぶつからない

  • 庭の居場所までのルートが分かりやすい(段差・狭さがない)

  • 外で使うモノの置き場/収納が決まっている

  • 雨水が溜まらない(排水・勾配・素材)

  • “視線が気になる窓”が動線とセットで解決されている

 

まとめ:外構は「暮らしの線」をつなぐと自然に成功する

外構の失敗は、デザインのセンスよりも、動線の設計不足で起きてしまいます。
人の線/モノの線/水の線。
この3つを、家の設計と同時に繋げるだけで、庭は「眺める場所」から「使う場所」に変わります。

「図面はあるけど、外構の動線が不安」
「今の段階で何を決めればいいか整理したい」
そんな方は、60分の無料ご相談で動線を整理して、優先順位を明確にしましょう。

ご相談では、

  • 3つの線(人・モノ・水)の整理

  • 庭の居場所の配置案

  • 視線の入り方と遮り方

  • 雨の日のストレスを減らす設計まで、暮らしに合わせて具体化します。

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