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花壇のある庭づくりのコツ 後編

前回、ご自身で花壇に花を植える際のポイントをお伝えしました。
https://color-garden.jp/2019/03/05/01-7/

 

今回は花の選び方をアドバイスします。

 

花壇の8割を、常緑の植物や宿根草で埋めると良いとお伝えしました。
これは、一年中植物の存在感を維持するため。
ただ、植物にはそれぞれ、耐寒性や耐熱性に違いがあります。
宿根草であっても、気温が0度以下になると枯れてしまうものもあります。
その土地に合った植物、つまり植える場所の気候を考慮して、選ぶことが大切です。

 

 

建物がモダンなデザインの場合、お庭を彩る花の色は、極力少なくすることをおすすめしています。
色数を抑えることで、シンプルで飽きのこない、スタイリッシュな空間が出来上がります。
建物とお庭、お互いの魅力を引き立たせる効果もぐっと高まるのです。
園芸店に行くとつい、色とりどりの花を植えたくなるものですが、建物のデザインとのバランスもぜひ、考えてみてください。

 

 

葉をデザインの要素として考えることも重要です。
花と同様、葉にもさまざまな形状があります。
常緑であれば当然、花壇やお庭全体の雰囲気に影響しますし、宿根草であれば葉のあるときとないときの差が極端な種類もあり、季節ごとに光景が変わります。

 

その土地と建物に合った植物を選ぶことと、一年を通した空間イメージを持つことが、素敵な花壇づくりのポイントです。

 

ぜひ、お庭づくりの参考にしてみてください。