自然の庭づくりに大切なもの
2018年10月04日
こんにちは、COLOR GARDENです。
COLOR GARDENが提唱するお庭づくりは、「自然を切り取った風景をつくる」ということ。
里山や森林にあるような自然の風景を切り取り、深呼吸したくなる空間を日常につくるのが私たちの仕事です。
そんなお庭づくりに大切なのが雑木の存在。
雑木はもともと人が管理していない自然の樹木ですが、お庭に植栽するにあたっては適している場所と適さない場所があります。大切なのはその木の性質を理解すること。日の光を浴び過ぎるのは良くない、風に弱いなど、実は木にもそれぞれ性質があるんです。それを知った上で植える場所を検討することが大切です。
建物のデザインと調和を図ることも重要。洋風建築と和風建築で、合う木は違います。
落葉樹(一年以内に葉が落ちる)と常緑樹(一年中緑の葉をつける)をどのように配置するかもポイントで、目隠しはもちろん、シンボルツリーは常緑樹が良いというお考えの方もいます。
成長の早い遅いがあることも忘れてはいけません。シマトネリコは、最もポピュラーな常緑樹ですが、実はとても成長の早い木でもあります。お手入れの必要もありますし、何より植える場所は慎重に考える必要がある木と言えるでしょう。
木を植えるときは、その場所に植えることの「意図」が大切です。
以前は建物から離れた場所に塀のように木を植え、広い庭の空間を確保することが一般的だったように思いますが、家の近くに木を植えることで、夏は家の近くに木陰ができ、落葉樹を選ぶことで冬は木漏れ日が入ります。
このように、植える場所により見た目や住環境に恩恵を受けられるのが木という存在なんです。
木がバランスよく生えているお庭は素敵です。
ぜひ、木に注目してお庭を眺めてみてください。