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宿根草、多年草、一年草の違いは何ですか?どう使い分ければいいですか?

多年草は一度植えておくとその後何年も花などをつける植物です。なお、宿根草はこの多年草の一種です。一年草はその年で枯れてしまう植物です。

多年草と一年草

多年草とは、季節が変わっても枯れることなく、毎年花を咲かせる植物のことです。花を咲かせたり実をつけたりする季節は種類によって異なりますが、いずれにしても毎年花や実をつけ、数年間はそのサイクルを繰り返します。

一方の一年草は、種子などから芽を出し、成長して花が咲き、種子ができると、枯れてしまいます。翌年も咲かせたいと思ったら、種子を植えて一から育てるのが一年草のサイクルです。

宿根草とは

宿根草とは、多年草の一種で、花が咲いたり種子をつけたりした後は、地上の部分は枯れてしまいますが、根は枯れずに残り、そこから季節になるとまた芽を出して成長します。根だけが残るから、宿根草というのです。

完全に枯れてしまうわけではなく、毎年残っている根の部分から新しく成長するので多年草の一種といえますが、地上の部分が枯れてしまうか、緑のまま残るかによって、宿根草と多年草で分ける場合もあります。

どう使い分けるの?

多年草も一年草も、種類によってさまざまですから、好きなものを育てればよいのですが、一般的には種子が実ったら枯れてしまう一年草は、ガーデニング初心者でも育てやすいといわれています。枯れた後の管理が必要ないので手がかからないということもありますし、そもそも一年草には丈夫で育てやすい種類が多いです。

一方、多年草でも育てやすいものを選べば、それほどお世話をしなくても毎年決まった時期に花を咲かせます。毎年花が咲くと愛着も沸きますし、徐々に大きくなったり、広がるのも育てる喜びがあるでしょう。

宿根草の場合は、枯れてしまったと思って処分してしまわないように注意しましょう。翌年また成長させるために、根だけで過ごす期間や、その植物に合った環境に移動しておくなどのお世話は必要になります。常に緑の多年草と違い、枯れてしまっていないか、再び成長するかというドキドキ感もありますし、再び芽を出したときの喜びなど、一年草や普通の多年草にはない楽しみもあります。

まとめ

植物には、一年草と多年草があります。一年で枯れてしまう一年草に対して、多年草は何年も花をつけるので、育てやすいものであれば長く楽しむことができるでしょう。

多年性の中でも、花が咲いて一年のサイクルが終わると、地上の部分が枯れて根だけが残り、そこからまた芽を出して成長するものもあり、それを宿根草と呼びます。

 

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