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自然のままの草花とボーダーガーデンが特徴。イングリッシュガーデンとは?

自然のままのように見えますが、きちんと計算と手入れがされている、それがイングリッシュガーデンです。

イングリッシュガーデンとは

イングリッシュガーデンとは、イギリスで18世紀ごろに確立した庭様式のひとつで、自然のままの草花を楽しむように作るのが特徴になります。草花だけでなく、池やコテージなどを使い、まるでイギリスの片田舎の風景のような、暖かみのあるナチュラルな雰囲気を醸し出します。木の枝は剪定せず、自然のままの姿を生かすようにしますが、それだけに草花の種類は、その特徴に合わせた場所に配置することが重要になります。その基本となるのがボーダーガーデンです。

ボーダーガーデンを作る

ボーダーガーデンとは、イングリッシュガーデンの基本となる草花の植え方で、手前から奥にかけて、徐々に背の高い植物を植えていく方法です。そうすることで、いろいろな種類の草花を一緒に楽しめると同時に、遠近法によって庭をより広く、立体的に見せる効果もあります。同じ時期に花を咲かせる場合は、色合いを合わせてもいいですし、逆にいろんな色を混ぜてカラフルになるように配置してみてもよいでしょう。

イングリッシュガーデンを作るときの注意点

イングリッシュガーデンは自由で自然な雰囲気が魅力ですが、だからといって好き勝手に植えてしまうと雑然となってしまい、思っていたのと違う、ということになりかねません。あくまで自然に見えるように、計算しつくした上で草花を植え、手入れをしているのがイングリッシュガーデンの特徴です。

どの季節も花が目に入るように、植える草花の配置を工夫したり、冬でも寂しくならないように常緑樹を中心に植えるのもよいでしょう。ナチュラル感のある木製の椅子やブリキのじょうろなど、カントリーテイストのアイテムをうまく配置することで、よりイングリッシュガーデンの雰囲気に近づけることができます。

植える花は自由ですが、やはり長い期間楽しむことができ、アーチなどにも巻き付けやすいバラは欠かせませんし、ラベンダーやクレマチスなどの小ぶりで淡い色の花をたくさん咲かせるのも素敵です。

まとめ

イングリッシュガーデンとは、自然の風景のように草花を配置して作る庭の様式の一つです。ナチュラルで暖かみがあるのが特徴で、日本でも非常に人気のある庭になります。手前から奥に向かって背の高い草花を植えるボーダーガーデンが基本になるので、ここだけはしっかり押さえておくとよいでしょう。

 

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