大きな葉が迫力ある室内観葉植物、モンステラ。植え替えや株分けなどの育て方について。
観葉植物として人気のモンステラは、南国の雰囲気とその迫力ある姿が魅力です。
モンステラの育て方
モンステラは、熱帯地方を原産とする植物ですので、寒さにはあまり強くありません。また、夏の強い日差しにも弱いので、明るい半日陰で育てるのがおすすめです。日当たりの良い窓辺であれば、夏はレースのカーテン越しになるようにして、屋外での生育も可能ですが、寒くなってきたら室内に入れてあげましょう。気温が5℃を下回る日が続くと元気がなくなってしまうので、室内の温度もある程度寒くなりすぎないように調整する必要があります。乾燥にも強くないので、エアコンの風が当たらないようにすることも大切です。
モンステラの植え替え
モンステラは、適切に育てているとどんどん成長して、鉢が根詰まりを起こしてしまったり、鉢の隅から根がはみ出したりしてしまいます。そうすると、十分な養分や水分を吸収できなくなるので、植え替えをしましょう。
植え替えをするときは、数日前から水を控え、土を乾燥させます。一回り大きい鉢と、新しい土を用意します。土は、市販の観葉植物用の培養土、自分で配合するのであれば、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜます。広げた新聞などの上でモンステラを引き抜き、古い土を手で落として、腐った根などを切り落とし、新しい鉢に植え替えてましょう。
モンステラの株分け
モンステラを増やす場合は、気根のついた茎を土に植える挿し木が一般的です。気根とは、茎から伸びている根で、茎自体は短くても問題ありません。葉が大きいと、葉から水分が蒸発してしまうので、半分程度の大きさに切っておくとよいでしょう。
また、茎伏せといい、短く切った茎を土の上に置き、水をやっていると新芽が出てくるので、それを新しい苗として増やす方法もあります。挿し木も茎伏せも、モンステラの生育がさかんな春から夏にかけて行うのがよいでしょう。伸びすぎて剪定した葉を使って株分けや茎伏せを行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
切れ目の入った迫力のある大きな葉が魅力のモンステラは、観葉植物として人気があります。寒さや乾燥には強くありませんが、温度管理や水やりなどを欠かさず、きちんとお世話をすればしっかり成長し、株を増やすこともできますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。